春のお彼岸にあわせて、施設内でぼた餅づくりを行いました。季節の節目を感じていただきながら、これまでの暮らしに親しんできた手仕事に触れる時間となりました。皆さまが自然と笑顔になられる、あたたかなひとときをご紹介いたします。
ギャラリー

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背景と目的
お彼岸は、ご先祖様を想いながら季節の移り変わりを感じる大切な節目です。施設での生活の中でも、こうした年中行事を大切にし、これまでの暮らしに寄り添った時間を過ごしていただきたいという思いから、ぼた餅づくりを企画しました。
普段の生活の中ではなかなか触れる機会の少ない「作る楽しみ」や「懐かしい味」を感じていただくことで、心の豊かさや意欲の向上にもつながることを大切にしています。
内容の詳細
当日は、もち米ではなく普段のお食事で提供しているご飯を使い、順番に「はんごろし」(軽くつぶす作業)を行いました。力加減を確かめながら丁寧に手を動かす様子は、長年の経験が感じられる場面でもありました。
今年は、やさしい甘さのあんこを使ったぼた餅に仕上げました。丸める、包むといった工程では、「昔はよく作ったのよ」といった声も聞かれ、自然と会話も弾んでいました。形や大きさにもそれぞれの個性が表れ、和やかな雰囲気に包まれていました。
中には、普段はお食事の量が少ないご利用者様が、ご自身で作ったぼた餅を召し上がり、「もう一ついただこうかしら」とおかわりをされる場面もありました。ご自身で関わったことで食欲につながった様子が見られ、職員一同も嬉しい気持ちになりました。
職員の工夫・安心への配慮
作業の際は、無理のない姿勢で取り組めるようテーブルの高さや配置を調整し、手元が見やすい環境を整えました。また、手指の衛生管理や食べやすい大きさへの配慮も行い、安心して参加していただけるよう心がけています。
参加が難しい方にも季節を感じていただけるよう、出来上がったぼた餅をゆっくりと味わっていただく時間を設けるなど、それぞれのペースに合わせた関わりを大切にしました。
